月経不順(生理不順)とは?

原因や対処法についてご紹介!

女性の体調に大きな影響を及ぼす月経は、「健康のバロメーター」ともいわれています。月経周期が極端に短かったり長かったり、不安定であるといったお悩みをお持ちではありませんか?

人と比べる機会もなく、当たり前なこととして見落とされがちな月経不順ですが、重篤な病気を見逃さないためにも早めの対処が肝心です。今回は、月経不順の原因や、対処法について紹介します。

1. 月経不順とは?

月経不順(生理不順)とは、月経周期の乱れにより、月経がこない、月経周期が安定しないなどの症状をいいます。月経周期は毎回必ず同じ周期とは限らず、人によっても多少差があります。

しかし、毎回周期が安定しないなどの異変がある場合には、注意が必要です。月経周期の目安は25~38日とされ、前後6日程度のずれであれば、大きな問題はありません。

この周期を外れて毎回変則的な月経周期がみられる場合は、月経不順を疑いましょう。

2. 月経不順の原因

月経不順の多くは、女性ホルモンのバランスの乱れが原因です。「脳の視床下部・脳下垂体・卵巣」の3つの器官の働きで分泌される女性ホルモンによって、月経はコントロールされています。女性ホルモンの「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」が正常に分泌されることで、月経周期が安定するわけです。そのため、女性ホルモンを分泌する器官のどこかに異変がおきると、月経不順などのトラブルを引き起こします。たとえば、卵巣が未発達でホルモンの生成に影響を与えている場合などです。

しかし、このように器官そのものに原因があり月経不順を引き起こすケースは、それほど多くはありません。月経不順の原因として圧倒的に多いのは「精神的ストレス」です。精神的なストレスがホルモン分泌に悪影響を与え、月経不順を引き起こします。とくに、脳の視床下部は、ストレスの影響を受けやすい器官のため注意が必要です。

3.東洋医学で考える月経不順の原因

肝気鬱結タイプ

(症状)生理不順。経血量も不安定になりやすい。

(他の症状)経血の色がどす黒くなる。イライラ感。ため息が多い。胸や脇や下腹部や乳房の張った感じや張った痛み。などがある

(原因)長期にわたってストレスを感じ続けたり、精神的な抑うつが続いたり、突然の強いショックを受けたり、血の不足が起こると身体が鬱々し子宮の循環も悪くなり生理周期が乱れる。

(施術)身体の流れを良くし子宮の血の流れを回復させる。

 

腎気虚タイプ

(症状)生理不順。経血量は少なく色も薄い。

(他の症状)生理の後半または生理終了後に下腹部の鈍痛(手を当てると楽になる)。腰や膝が怠い。めまい・ふらつき。耳鳴り。などがある。

(原因)エネルギー不足、SEXのやり過ぎ、慢性病、出産時の失血過多などによる血と気と精が不足する事により子宮に栄養が巡らなくなり生理不順となる。

(施術)エネルギーを補い温めることで子宮に栄養を巡らせる。

 

他にもタイプはありますが東洋医学で診ると体質によって施術内容は変わります。
当院はその体質に合わせた最適な鍼灸施術を行います。

 

4. 「月経不順かも…」と思った時の対処法

自分では、治療が必要なほどの月経不順か分からない場合は、以下の方法を参考にしてください。

4-1. 基礎体温表をつける

月経周期が平均期間とずれていても、毎月「排卵」があればそれほど心配はいりません。排卵があるかどうかを知るために、基礎体温表をつけて状況を把握しておきましょう。

まずは、1~2カ月を目安に基礎体温表を測ります。女性の基礎体温は、排卵のタイミングを境として、低温期と高温期に分かれます。数カ月基礎体温を記録して、低温期と高温期の差が見られない場合には、排卵が行われていない可能性が高いでしょう。また、自身では判断できない場合でも、基礎体温表があれば当院での受診時もスムーズにすすむため、日頃から記録しておくことをおすすめします。

4-2. 生活スタイルを見直す

睡眠不足や無理なダイエットで生活リズムが乱れたり、身体に負担をかけたりしていないかチェックしましょう。規則正しい睡眠とバランスの良い食事を心がけることで、ホルモンバランスが整います。また、月経不順を引き起こすストレスと上手に付き合うことは何より大切です。

リラックスできる趣味の時間を持つ、親しい友達に話を聞いてもらうなどしてストレスを発散しましょう。ストレスで自律神経が乱れると、ホルモンバランスが乱れることが分かっています。そのため、瞑想やヨガなどの軽い運動やマッサージなどは自律神経を整える効果があります。日常に取り入れるのもよいでしょう。

4-3.食生活を見直す

無理なダイエットもそうですが現代人に多いのが添加物やジャンクフードの食べ過ぎです。
毎日コンビニ弁当やおにぎりではないですか?
腐らないご飯は添加物が沢山含まれている事が多いです。その添加物が排出されず身体に溜まると身体の循環が乱れ月経不順(生理不順)の原因になります。

仰向けに寝転びお腹を触って下さい。硬いのがある。押すと痛みがでる。そんな方は要注意!!

ジャンクフードの摂りすぎは脂と湿が身体に溜まり血液の質を悪くします。本来ならサラサラの経血になりますがドロドロした経血や血塊となってしまいます。それが排出しきれず子宮に溜まっていくと月経不順(生理不順)の原因になります。

また、ドロドロした血が子宮に溜まると月経不順(生理不順)だけでなく子宮筋腫やチョコレート嚢胞などにもなってしまいます。
経血がドロドロしている。生理のたびに血塊が出る。そんな方は要注意!!

5. こんな症状には要注意

月経不順には、重篤な病気のサインが隠れていることがあるので注意が必要です。たとえば、前回の月経から3カ月以上経過しても、次回の月経が来ない時には「無月経」が疑われます。卵巣の働きが低下し、悪化するとホルモン異常を引き起こす可能性があるため、速やかな施術が必要です。

卵巣機能の低下やホルモン異常が原因の場合には、単なる月経不順ではなく、何らかの診断名がつく重篤な病気や、その初期症状の可能性があります。平均期間と比較して、明らかに周期が短い・長い場合や、これまでと比べて極端に変化があった場合には、すぐに当院にご相談ください。

また、婦人科に行っても変わらなかった。薬を飲み続けるのが嫌だとお考えの方は当院にご相談ください。

6. まとめ

今回は、月経不順の原因や、対処法について紹介しました。「女性の健康のバロメーター」ともいわれる月経は、一定の周期が保たれていることが重要です。ストレスや生活リズムの乱れなどの日常の些細な出来事がきっかけとなり、月経不順が起きるケースは多々あります。上手にストレスを解消し、規則正しい生活を送りましょう。生活を見直しても改善されない月経不順には、当院にご相談ください。

 

東洋医学の観点から見ると一人一人生活環境も体質も違うので生理不順になる原因も違います。
そんな根本の原因を見極めることで月経不順を改善に導きます。
あなたの体質を知りたくないですか?

体質に合わせて、お一人お一人に合ったツボを刺激する事で月経不順が起こりにくい身体に改善していきます。

ご自身で改善する力を最大限に引き上げることが東洋医学の施術となります。
ご自身の力で改善していきますので副作用はありません。

あなたの原因にあった根本施術をあなただけのオリジナルプログラムで月経不順の改善を導きます。

兵庫県宝塚市にあります「はり・きゅう たかこの鍼」は、女性特有のお悩みに寄りそった施術が評判の鍼灸院です。月経不順や更年期障害などの、繰り返す痛みや症状を無くしたいとお悩みのお客様に、最適な施術をご提案します。周りに相談しにくい女性特有のお悩みも、当院までお気軽にご相談ください。