ぎっくり腰はどんな時になるもの?原因は何?治療や予防法も解説!

「ぎっくり腰」は、ある時急に襲ってくる腰痛です。なったことがある方もそうでない方もできることなら経験したくないものですが、どうしてぎっくり腰になるのか詳しく知っているという方は少ないのではないでしょうか。そこでこの記事では、ぎっくり腰とはどんな疾患なのか、原因は何なのか、またなってしまった場合の対処法などについて解説します。

1. ぎっくり腰について

「ぎっくり腰」とは正式な病名ではなく、重い荷物を持ったときなどに急に電気が走ったような痛みがあり、動けなくなる腰痛の通称名です。

1-1. ぎっくり腰とは何か

あまりの痛さに動けなくなるぎっくり腰は正式には「急性腰痛」や「急性腰痛症」または「腰椎捻挫症」といい、突発的に発症する腰痛のことを指します。

 

1-2. どんな時になる?

ぎっくり腰は重い物を持ち上げたり運んだりした時以外にも、立ち上がった時や急に姿勢やからだの向きを変えた時、かがんだ時、くしゃみをした時、お辞儀をした時、ゴルフなどの素振りをした時、さらには朝起きた直後などにも起きることがあります。

1-3. 痛みの原因は?

痛みの原因はさまざまで、腰の関節(動く部分)や軟骨(椎間板)に急激に力がかかり損傷した状態(捻挫)になることや腰まわりの筋肉や腱、靱帯の損傷などが起きて痛みを感じるとされています。

2. ぎっくり腰の原因

ぎっくり腰になってしまう原因はいくつかありますが、もっとも多いのは筋肉が疲労して炎症を起こすことによるものです。

2-1. 筋肉の疲労

一つ目は筋肉にたまった疲労によるものです。ぎっくり腰は急になりますが、過労や睡眠不足、運動不足、食事の偏りなどにより蓄積した疲労によって筋肉は炎症を起こします。それがある日限界を超えるとぎっくり腰として発症することがあります。

また首から腰にかけての筋肉である脊柱起立筋を使い過ぎの場合も炎症を起こしてぎっくり腰の原因になることもあります。

2-2. 骨格のゆがみ

仕事で立っている時間が長い、あるいはデスクワークが多く座っている時間が長いなど長時間同じ姿勢でいることが多いなどの理由で姿勢が偏り筋肉のバランスが崩れて背骨や骨盤位置など骨格にゆがみが生じている場合、腰まわりの筋肉への負担が高まりぎっくり腰を起こすことがあります。ゆがみの原因には足を組む、片側ばかりで荷物を持つ、歩き方のクセがあるなど日頃の動作も含まれます。

2-3. 急な負荷

腰に急な負荷が加わることもぎっくり腰の大きな原因の一つです。スポーツする人に多く、飛び降りたときの衝撃や、体をひねった瞬間など急な動きがあるときに腰に大きな負荷がかかりぎっくり腰を起こすケースです。 この3つ以外にも年齢や体質、生活習慣などさまざまな要因が重なることでぎっくり腰は起きます。

2. ぎっくり腰の原因

もしぎっくり腰になってしまったらどうするのがよいのでしょうか。発症直後と、しばらく時間が過ぎたあとの対処について解説します。

3-1. ぎっくり腰になったら

ぎっくり腰になったら立ち上がることも動くこともできないでしょう。まずは腰に負担がかからない体勢をとります。安静にし、炎症が起きているため冷やすのが基本です。その後2、3日経過し痛みが落ち着いてきたらできる範囲で体を動かしましょう。以前はぎっくり腰が起きたらなるべく安静にするのが良いとされていました。最近では安静にしていると筋肉が弱り、回復が遅くなることが明らかになってきました。痛みが治まってきたのであれば様子をみて無理のない範囲で動きましょう。 

ただ、痛みが続くのは辛いですよね。当院の鍼灸施術では当日に動くことも辛い症状が歩けるほどまで効果が期待出来ます。

3-2. ぎっくり腰を予防するには

ぎっくり腰の予防には、無理な姿勢をとらないように気をつけ、腰に負担がかかるような前かがみのような姿勢になるのを避けましょう。その他、ストレスがあると痛みに敏感になることがわかっています。趣味などでストレスを発散できる場所を持ちましょう。また体重が重いと腰に負担がかかるため肥満に注意し、適度に運動して体を動かすよう心がけましょう。

4. まとめ

ぎっくり腰は突然起きる腰痛です。原因はさまざまですが、一番多いのは腰部の筋肉に蓄積した疲労により炎症が起きることです。予防には日頃から腰に負担がかかる姿勢や動作を取らないようにする、疲労やストレスをためない、からだを動かすといったことが有効です。

「はり・きゅう たかこの鍼」では経験豊富な女性鍼灸師が一人ひとりの体質に合わせたオーダーメイド施術で不調を改善に導きます。体調不良が続いている、スッキリしないという方のための鍼灸院です。ご予約、お問い合わせはお気軽にどうぞ。