頭痛には種類がある!それぞれの原因・症状・対処法について解説

日本人の3割~4割が慢性的に頭痛で悩んでいるとされています。比較的身近なため、これくらい大丈夫だと軽く見てしまうものです。しかし、放置しておくと、最悪、命の危険にもかかわる可能性があります。また、頭痛にも種類があり、種類によって症状や対策がかわるのです。この記事では、頭痛の種類と、それぞれの原因や症状、対処法について解説します。

1. 頭痛のタイプについて

頭痛

頭痛には、大きく分けると「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」の3種類があります。この記事では、3種類の頭痛について解説します。

他にもくも膜下出血や脳腫瘍に伴う頭痛など重篤な頭痛があります。
今までと違う殴られたような衝撃や頭の中(脳内)から起こるような痛み、頭痛とともに呂律が回らないなどの場合はすぐに救急車を呼んでください。

2.緊張型頭痛について

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緊張型頭痛は、頭全体が圧迫されるような痛みを引き起こす頭痛で、3種類の中では、軽度なのが特徴です。長時間デスクワークを行う方や、パソコンの画面を見続ける方に起こりやすい頭痛です。

筋肉の凝りが原因となる頭痛となっています。他にも、度数の合わない眼鏡を使用したりなど、目の疲れが原因で起こることもあります。また、精神的なストレスに弱い人にも、緊張型頭痛が起こりやすいとされています。その場合、職場の人間関係や家族の問題などのストレスが原因であることが多いようです。

2-1. 緊張型頭痛の対処法

緊張型頭痛では、薬を使う必要はありません。ストレッチや運動、マッサージなどを行い、凝りをほぐしたり、気分転換を図ったりすることが重要です。精神的なストレスが原因の場合は、外出して新しい環境を体験したり、夜にゆっくりお風呂に入ったりすることで、ストレスを軽減できるでしょう。また、しっかりと睡眠をとることも、緊張型頭痛の予防につながります。

3. 片頭痛について

片頭痛は、頭にずきんという痛みが起こる頭痛です。原因としては、血管の周囲で炎症を起っていたり、血管が拡張したりするためだと考えられています。片頭痛の発生頻度は、月に1、2回程度、痛みは数時間から長い場合には3日間ほど続くことがあります。患者は吐き気や光に敏感になったり、音にも敏感になったりします。また、あくびが出たり、空腹感やイライラ感がつのりだしたりすることで、頭痛が予測できる人もいます。

3-1. 片頭痛の対処法

人によってはさまざまな誘因があるため、対処が難しい頭痛とも言えます。そのため、まずは、自分の片頭痛を引き起こす誘因を知ることが大切です。たとえば、週末に頭痛が起こる人で「寝過ぎ」が原因と思われる場合は、いつも通りに早く起きる必要があります。外出中に頭痛が起こりやすい方は、車や人の流れ、騒音、まぶしさなどが誘因と考えられます。そのため、サングラスを着用することで予防することもできるでしょう。 片頭痛を予防するには、これらの誘因を避けることが重要ですが、頭痛が起こった場合はできるだけ安静にし、暗い部屋で横になって休息をとることが望ましいでしょう。痛みを緩和する方法は人によって異なりますが、痛む部分を抑えたり、マッサージしたり、頭を冷やしたり、温めたりするなど、自分自身が楽になる方法を見つけることが大切です。 症状が重い場合や痛みが長く続く場合は、私にご相談ください。生活習慣の改善やストレスマネジメント、リラクゼーション法などが有効です。また、食事や運動の改善、睡眠時間の調整なども大切です。生活習慣やストレス、環境などが原因となって発症することが多いため、自分の症状を理解し、対処することが重要です。生活習慣の改善を心がけることで、片頭痛の発症を予防できます。

4. 群発頭痛について

定期的に現れる頭痛があり、「痛みの王様」として知られるのが群発頭痛で、激しい痛みが特徴です。目の奥が痛くなり、長い場合は3時間ほど続きます。また、痛い方の目から涙が流れたり、鼻水が出たりすることもあります。 このような症状が1日に3〜4回、1〜2カ月間も続くため、非常に辛いものです。痛みは夜中や明け方に起こりやすく、患者の7~8割が男性といわれています。この頭痛は、頭部の血管が拡張することが原因とされています。他にも、この症状は、体内時計の不調も関連していると考えられています。

4-1. 群発頭痛の対処法

群発期には、少量のアルコールを飲んだだけでも発作が引き起こされるため、この期間中は控えることが必要です。また、痛みが発生すると薬が効かないため、定期的に発作が起こる場合は、深呼吸が効果的な場合もあります。

5.東洋医学で診る頭痛

東洋医学で診る頭痛は3種類だけではありません。それは体質や原因によって様々分かれているからです。ですので原因不明と診断された頭痛でも東洋医学では原因が明らかになる事が多いです。ここでは全部ご紹介できませんがいくつかご紹介します。

肝陽上亢タイプ

(症状)頭のふらつきと頭頂部が張った感じの頭痛。ストレスや精神的緊張によって頭痛が出現もしくは悪化する。

(他の症状)顔面紅潮、イライラ感、口が苦い、めまい、手足のほてり、不眠、夢を多く見る、腰や膝の怠さなど。

(原因)精・血・津液の不足、熱病によって身体のバランスが乱れる、慢性病、飲酒過度などにより体内の水分が損傷しその影響で肝陽が上亢し頭痛が起きるなどが原因となる。

痰濁阻滞タイプ

(症状)頭の重だるさやぼんやりした感じが主な頭痛。酷くなると頭に袋を被されたような鉢巻を巻かれたような頭痛になる。雨の前や湿気の高い日に悪化する。

(他の症状)胸苦しい、水分を飲むと気持ち悪い・吐く、食欲不振、手足や陰部の湿り、むくみ、痰が絡む、めまいなど。

(原因)脂っこいものや甘いものや味の濃いものの過食やアルコールの常飲によって痰湿が起こる。または外の湿気の影響で痰湿が頭部の経絡に滞り頭痛が起こる。

気血両虚タイプ

(症状)強くはないが持続性の我慢できる頭痛。疲れると痛みは強くなる。

(他の症状)めまい、顔色が白いまたは黄色っぽい、唇や爪の色が白い、不眠、動悸、精神疲労、倦怠感、無力感、息切れなど。

(原因)不摂生な食事、疲労・過労、考え過ぎる、慢性病により気力と体力の消耗、慢性的な出血などにより頭部を栄養出来なくなり頭痛が起こる。

腎精不足タイプ

(症状)頭が空虚な感じで強くはないが持続的な我慢できる痛み。疲れると痛みは悪化する。

(他の症状)腰や膝が怠い、物忘れ、早く老いる、性欲減退、耳鳴り、難聴、脱毛、歯が弱るなど。

(原因)エネルギー不足、慢性病、重度の病、不養生、SEXのやり過ぎなどによって腎のエネルギーが不足し頭痛が起こる。

 

 

他にも風邪の頭痛があり、その原因も冷えなのか?熱なのか?湿気なのか?などによって痛みの種類は変わりそれぞれ症状も変わる。

このようにタイプに違いがあり頭痛と言っても症状は異なるため施術内容も変わります。
あなたの頭痛タイプを判断しそれに合わせて最適なツボを選び施術を行います。

当院の頭痛は筋肉の緊張からくる頭痛だけでなく身体の中が原因の頭痛や風邪の初期の頭痛にも対応しています。

 

6. まとめ

頭痛は日本人にとって身近な病気です。そのため軽視されがちですが、症状が出ていることに変わりはありません。それぞれの種類とその対処法を知り、自身の症状と照らし合わせることが重要となります。不安な方は、お気軽にご相談ください。

 「はり・きゅう たかこの鍼」では、女性特有のお悩みを鍼灸にて治療しております。頭痛はもちろん、不眠や更年期障害など幅広く対応いたします。体の不調でお悩みの方は、ぜひ当院へお越しください。