ストレス社会の現代人に増加している?メニエール病の症状や東洋医学から診るめまいもご紹介!

メニエール病はストレス社会で多発する病気だとされており、仕事やプライベートでストレスを抱えている人は、発祥のリスクを抱えていると言えます。
また、東洋医学では様々なめまいの種類があります。
その種類をご紹介します。当てはまる症状はありませんか?

1.メニエール病の症状

メニエール病は、誰もがある日突然その症状に悩まされる可能性がある病気です。

初期症状があり、だんだんと症状が慢性化していくひともいれば、急に激しい症状に襲われることもあるなど、症状の出方も人によってさまざまです。

1-1. めまい・ふらつき

めまい・ふらつきは、メニエール病の典型的な症状です。急な回転性のめまいや、揺れ動く感覚が生じ、立っていることができなくなることがあります。めまいは10分ほどで収まることもあれば、数時間続くこともあります。通常、1日~2日で症状が改善します。

1-2. 耳鳴り

耳鳴りはメニエール病の代表的な症状の1つで、耳の中でブーンという音がすることがあります。初期症状として現れることが多く、最初は低音から始まり聞こえたり、聞こえなくなったりしますが、活動期になるとはっきりと聞こえるようになり慢性化していきます。

1-3. 難聴

メニエール病は、聴力が一時的に低下したり、全く聞こえなくなったりすることがあります。突発性難聴を発症する人もいれば、何度もメニエール病の発作を繰り返すうちに聴力が低下していく人もいます。

1-4. その他

その他の症状としては、ふらつきやめまいが強い場合は吐き気を引き起こすことがあります。また、耳に閉塞感を感じたり、冷や汗をかいたり、顔面蒼白になったりすることもあります。1つの症状だけでなく、いくつかの症状が同時に発症することもあるので注意が必要です。

2. メニエール病の原因

メニエール病の原因は、内耳の液体循環の障害と言われています。

内耳にはリンパ液があり、これが循環していることが重要です。メニエール病は、この内リンパ液の量が増えすぎ、循環に異常が生じることが原因の1つだとされています。

2-1. メニエール病になりやすい人

メニエール病が発症しやすいのは、40代~60代の女性です。また、メニエール病の発症にはストレスが大きく関わっていると言われているため、真面目な人や几帳面な人がなりやすい傾向があります。

3. メニエール病の治療方法

ここでは、メニエール病の治療方法についてご紹介します。

3-1. 鍼灸施術

めまいや耳鳴りの症状を改善するために、体の余分な水分を排せつする方法が病院のお薬で行われるのが一般的ですが、鍼灸で利尿作用の向上を促すことが出来ます。尿と一緒に体内の余分なこもった熱も排出されるので身体もスッキリします。

また、ストレスも大きく関わっていますが鍼灸施術は自律神経の安定やホルモンバランスを整える事が出来るとWHOで認められています。ストレス耐性を向上し精神的にも安定するとメニエール症状は軽減・改善されると言われています。


鍼灸ではお薬の副作用のような心配はありません。身体の不調をご自身の力で改善できるように自己免疫力・自己治癒能力を向上させます。すると不要な水分が排出させるので水分が排出されても身体がだるくなることもありませんし、自律神経やホルモンバランスの乱れも整いますので無理なく改善を目指せます。

3-2. 食事療法

メニエール病の食事療法では、食塩の摂取量を制限し、カフェインやアルコールなどの刺激物質を避けることが推奨されます。塩分は水分を保持しやすくするため、体内に余分な水分をため込んでしまい、めまいや耳鳴りの原因になることがあります。塩分の過剰摂取を避けるため、加工食品やジャンクフード、塩漬け食品、スナック菓子などの高塩分食品は避けるのが賢明です。また、マグネシウムやビタミンB群のサプリメントを摂取することも効果的です。

3-3. 運動療法

内耳の液体の流れを促すために、頭を横に振ったり、前後に振ったりする運動や、首を振りながらのウォーキングが推奨されています。また、バランス感覚を養うために、片足立ちや歩行などの運動も取り入れられています。これにより、めまいや立ちくらみを防ぐことができます。メニエール病はストレスが原因であることも多いため、ウォーキングやジョギングなどリラックス効果のある有酸素運動も効果的です。 ただし、運動療法を行う際には、自己判断で行うのではなく、医師や理学療法士などの専門家の指導のもとで行うことが重要です。また、運動療法だけでなく、医師が処方する薬や食事療法なども合わせて行うことで、効果的な治療が期待できます。

 

4.東洋医学で考えるめまいの原因

肝陽上亢タイプ

(症状)めまい・頭のふらつき。
    頭頂部の張ったような痛みを伴うことが多く、ストレスや精神的緊張によってめまいが出現、悪化する。

(他の症状)顔面紅潮、イライラ感、口内の苦味、手足のほてり、不眠、腰や膝の重だるさ等

(原因)生きる為のエネルギー不足、体を冷やす水分の減少、慢性病、SEXのやり過ぎ、飲酒過度などにより体内の水分不足となりのぼせてめまいが起こる。

(施術)のぼせた熱を下し、体を冷やす水分を補充し体内の循環を回復させる。

 

痰濁阻滞タイプ

(症状)回転性のめまい。
    頭重感を伴うことが多い。

(他の症状)胸が苦しい、食欲不振、むくみ、痰が多い、気持ち悪さ等

原因)脂っこいものや甘いもの味の濃いものの過食、アルコールの常飲、外の湿気が胸周りに滞り循環が悪くなり起こる。

(施術)湿気や痰を流し循環を回復させる。

 

気血両虚タイプ

(症状)めまい・頭のふらつき
    精神疲労や肉体疲労時に悪化し、横になったり身体を休めると軽減する。

(他の症状)頭痛や頭の重だるさ、顔色が白もしくは黄白色、唇や爪が淡泊、不眠、動悸、息切れ、じっとしていても汗をかく等

(原因)飲食の不摂生、疲労・過労、慢性病による体力・気力の消耗、大量出血等

(施術)内臓を強くして血液を造る機能向上、血を押し出す力の底上げを図る。

 

腎精不足タイプ

(症状)めまい・頭のふらつき
    頭部の無力感や空虚な感じを伴う。

(他の症状)腰や膝がだるい、物忘れ、早く老いる、性欲減退、耳鳴り、難聴、脱毛、歯が抜ける等

(原因)生きる為のエネルギー不足、慢性病、重病、不摂生によってエネルギーが不足し脳に栄養が行かない為めまいが起こる。

(施術)生きる為のエネルギーの回復と循環の回復

 

当院では「めまい」といってもこのように身体のタイプによって施術内容を変えています。
また、自宅でも出来る健康法やオススメの食事などのお話をしています。
体質タイプによって内容が異なりますのでぜひ直接お聞きいただければと思います。

 

5. まとめ

メニエール病・めまいの施術方法はいろいろあり、とくに食事療法や運動療法はメニエール病・めまいを予防するためにも普段から実践するのが良いでしょう。初期症状を見逃さず、症状が軽いうちに対処することが大切です。

辛いめまいでお悩みの方は、「はり・きゅう たかこの鍼」にご相談ください。女性鍼灸師がオーダーメイドの施術を施し症状が起こりにくい身体に体質改善を行います。先端が丸い刺さない鍼もありますので、痛みに弱い方でも安心してお越しください。