2023年11月09日

PMSの吐き気はWHOで認められた鍼灸で改善

吐き気がするほどのPMSに悩まされていませんか?

生理前の不調(PMS)には人それぞれ症状が違います。

お腹や腰が痛くなったり、ズキズキと痛む頭痛になったり、イライラが止まらなかったり、強い眠気に襲われたりしますが今回はその中でも吐き気のお話をします。

 ★目次★

1.PMSによる吐き気
2.PMSの吐き気とつわりの違い
3.PMSはピルや市販薬だけじゃない!!
4.当院のPMSによる吐き気の施術
5.患者様の症例(施術と食事アドバイス)
6.まとめ

 

1.PMSによる吐き気

生理前の吐き気には個人差がありますが食欲の低下があったり、頭痛がひどすぎて吐き気も伴ったりする方がいらっしゃいます。

 

着床の為に子宮内膜がフカフカになりますが、着床しなかった場合はフカフカになった子宮内膜が不必要になるので経血とともに体の外に排出されます。

その時にプロスタグランジンというホルモンが子宮を収縮させて経血を押し出します。

 

このプロスタグランジンが過剰になると、子宮の収縮が激しくなるので強い痛みが出てしまいます。

また、プロスタグランジンは胃腸や血管の収縮にも影響があるので吐き気や強い頭痛といった症状になります。

 

2.PMSの吐き気とつわりの違い

PMSの吐き気は生理の前の3~10日前から症状が出ることが多く生理が始まったり生理が終わったりする頃には症状が消失します。

 

妊娠初期でのつわりの吐き気はPMSの吐き気とほとんど見分けがつきません。

その為、普段からPMSで吐き気が出る方は基礎体温を計測で判断する事をおススメします。

生理が始まっても高体温の状態が長く続く状態や、排卵から2週間以上高体温が続く場合は妊娠の可能性があり初期症状のつわりの可能性があります。

 

 

3.PMSはピルや市販薬だけじゃない!!

生理前に吐き気がする時の対処法は

*低用量のピルを服用

*市販薬を使用

という2択だと思っていませんか?

 

鍼灸という選択肢があります。
WHOで鍼灸は婦人科疾患、血の道症に効果があると認められています。

 

ピルや市販薬は対処療法ですので症状が出たら抑える。また来月・再来月と何ヶ月・何年も吐き気が繰り返します。

また、ピルは妊娠を望む時には服用できません。

 

鍼灸は対処療法ではありません。

特に当院の鍼灸は体質改善を行う鍼灸施術ですのでPMSが起こりにくい身体に改善していきます。

 

 

4.当院のPMSによる吐き気の施術

当院での鍼灸施術はPMSによる吐き気をその場だけ止める施術は致しません。

それは今だけ止めても毎月毎月同じように吐き気が繰り返してしまいます。

そうするといつも月の1/3は辛い。という事になってしまうからです。

 

当院では体質改善を行いPMSが起こりにくい身体に変えていきます。

そうする事で毎月のお悩みから解放されます。

 

PMSが起こる理由はホルモンバランスの乱れが原因とされています。

今回の吐き気もプロスタグランジンの過剰によるものですが、それは日常から「身体のゆらぎ」が大きいからです。

例えば

*血液を押し出す力が弱くなりやすい

*血液量が少なく貧血になりやすい

*老廃物が排出されず溜まりやすい

など人それぞれ体質はありますが、そのゆらぎが大きいとホルモンバランスや自律神経が乱れて症状が出てしまいます。

 

この大きく乱れたゆらぎを鍼灸で刺激する事で自分の力で改善するように促します。

体質に合わせて経穴(けいけつ)といわれるツボに刺激する事で経絡(けいらく)という道筋を通じて脳に刺激が送られます。

そこから脳が身体全身に指令を出すことで

*血液を押し出す力が回復し血液が流れるようになる

*血液が作られるようになるので貧血症状が改善する

*汗をかいたり腸が動くようになるので老廃物の排出が出来るようになる

など体質改善を行うと身体は変わっていきます。

 

体質改善を行うと少し「ゆらぎ」が出ても、自分の力で整える力が付くので大きくホルモンバランスや自律神経が乱れることは無くなってきます。

 

そうするとプロスタグランジンが過剰に出ることも無くなり、PMSが起こることもPMSによる吐き気が起こることもほとんど無くなっていきます。

 

また、自分の力で整える力を鍼灸で促す施術ですので副作用はありません。

 

5.患者様の症例(施術と食事アドバイス)

宝塚市 女性

(症状)PMS(生理前)の吐き気

    *腹痛や腰痛はなく吐き気と気持ち悪さが続くとの事でした。

(普段の症状)普段から胃腸が弱く、ストレスや脂っこいものを食べるとすぐに腹痛とともに下痢が起こる。

(施術)消化器系が虚弱タイプ 胃腸が普段から動くように促す施術

    全身に610本程度の鍼施術

    お腹が冷えているため温める温灸施術

(施術と食事アドバイス)チーズやパンをよく食べていたので穀物を勧めました。朝はパンから米に変えていただきました。

            すると胃腸が強くなりストレスや脂っこいものを食べてもすぐに腹痛を起こすことは無くなりました。

(結果)施術開始から最初の生理まで期間が短くPMSによる吐き気と気持ち悪さがありました。

    2ヶ月目には少し胃腸活動が活発になり下痢の回数が軽減し、PMSによる吐き気や気持ち悪さも少し軽減しました。

    3ヶ月目にはたまにお腹の冷えがある程度で下痢の回数は激減し、PMSによる吐き気や気持ち悪さも気にならない程度になりました。

 

その後、もっと改善したいとの事で継続中。

今ではお腹の冷えは大きなストレスなどがない限り出現せず、軟便傾向になる事はあるが下痢はほぼ無い状態まで回復しました。

PMSによる吐き気や気持ち悪さもほとんど起こらず、吐き気があってもすぐに治まる程度になりました。

 

 

 

宝塚市 女性

(症状)PMSによる頭痛がひどく吐き気を伴う状態 市販薬を手放したい

(普段の症状)老廃物が排出されにくく熱がこもりやすい 普段から頭痛があるが生理前は特に酷くなる

(施術)老廃物を促すような施術 全身に68本程度の鍼施術

    この患者様は熱症状が強くあり、灸施術は行っていません。

(施術と食事アドバイス)身体に熱がこもっているので夏野菜を勧めました。こまめに水を飲んで尿で排出する事もアドバイスしました。

            尿だけでなく便もしっかり出るようになりました。

(結果)施術1~2回目は体内に溜まっていた老廃物が排出されたため大量の滞留便が出ました。頭痛は変化なくありました。

    施術3回目は施術後にスッキリ感が出るようになり、後日頭痛はあるが少し痛さが軽減した。

    施術を初めて1回目の生理ではPMSによる頭痛と吐き気は変化がなく酷い状態でした。

   そのまま継続し3ヶ月経つと普段の頭痛が軽減し痛みが気にならなくなるほどになり、市販薬を飲まない状態に改善しました。
   PMSによる頭痛と吐き気はまだあるが、生理前は毎日3回服用していた市販薬が1回の服用になりました。

   現在も継続中で今後の改善を期待しています。

 

6.まとめ

このように症状を抑える施術ではなく体質改善を行いPMSによる吐き気が起こりにくい身体に変えていく施術になります。

少し時間はかかりますが自分の力で改善する力が出来れば施術は卒業です。

終わりのある施術でPMSによる辛さをなくして毎月の憂鬱をなくしませんか?

 

私も変わりたい!!そんな方は一緒に頑張りましょう(^^)/

 

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