東洋医学鍼灸でPMS(月経前症候群)は解消できる!
辛いPMS(月経前症候群)は鍼灸で改善しませんか?
当院の鍼灸は症状を抑える鍼灸ではなく症状が起こりにくい身体に体質改善を行います。
★もくじ★
1.PMSとは?
2.PMSの原因
3.東洋医学における原因
4.当院のPMSにおける施術方法
5.症例(施術と食事アドバイス)
6.まとめ
1.PMSとは?
月経(生理)の3~10日ほど前から起こる身体的症状や精神的症状など様々なお悩みが起こる病気です。この症状は月経(生理)が始まると弱まったり軽減したりするものです。
70%~80%の女性は月経(生理)前に不快な症状を感じると言われますが、PMS(月経前症候群)はその症状が毎月強く出現し日常生活にも支障をきたすほど重いとされています。
また、PMS(月経前症候群)は放置をすると精神状態が悪化してPMDD(月経前不快気分障害)をといった精神疾患になってしまう事もありますので放置をせずにお気軽に当院へご相談ください。
*普段は気にならない何気ない言葉でも生理前は異様に腹が立つ。
*生理前に胸が張り下着が擦れるのも痛い。
そんな症状もPMS(月経前症候群)の1つの症状です。心当たりはありませんか?
PMS(月経前症候群)の診断基準 ※米国産婦人科学会より
診断基準
①過去3回の連続した月経周期のそれぞれにおける月経前5日間に、下記の情緒的および身体的症状のうち1つ以上が存在
②月経開始後4日以内に症状がなくなり、13日目まで再発しない。
③症状の発症が薬物療法やアルコールの飲酒によるものではない。
④2周期に渡り症状が出る。
⑤社会活動や学業や仕事に明らかに支障がある。
症状
情緒的症状
・抑うつ(気分の落ち込み)
・怒りの爆発
・易刺激性(本来であれば気にしないような些細な刺激で)苛立ち
・不安
・混乱
・社会からの引きこもり
身体的症状
・乳房の張り・痛み
・腹部膨満感
・頭痛
・関節痛や筋肉痛
・体重増加
・手足の腫れや浮腫み
このような症状はありませんか?
2.PMSの原因
PMS(月経前症候群)の原因ははっきりと分かっていないとされていますが、女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」の変動が関わっているとされています。
個人差がありPMS(月経前症候群)になりやすいタイプがあるとされています。
・律儀
・真面目
・完璧主義
・負けず嫌い
・我慢するタイプ
・こだわりが強い
・生活リズムが変則的
・自分に厳しい
などがあるとされています。普段から頑張り過ぎてしまう方がなりやすそうですね。
3.東洋医学における原因
西洋医学では原因がはっきりと分かっていないとされますが、実は東洋医学では体質によってその原因が分かります。
例えば
★肝気鬱結(かんきうっけつ)タイプ★
現代医学的にいうと、身体の血やリンパ液を押し出す力が停滞し中枢神経・自律神経系など全般を通じた緊張状態です。
「肝」は西洋医学でいう肝臓の血を造り貯めるだけではありません。
他にも精神・情緒を伸びやかに保ち感情をコントロールします。
気の流れを調節し循環のコントロールをします。
脾胃の働きを調節します。
胆汁の生成と排泄に関与します。
その「肝」の気が鬱滞する事で全身の循環が阻害され様々なPMS(月経前症候群)の症状が起きます。
感情のコントロールが乱れるので抑うつや怒りの爆発、不安感や混乱が起きます。
また、血の巡りを阻害されるので頭に血が巡らず頭痛が起きたり、筋肉に血が巡らないので筋肉痛の様な引きつった痛みが起こったりします。
リンパ液の循環も阻害されるので手足の腫れ感や浮腫み症状が出ます。
★肝腎陰虚(かんじんいんきょ)タイプ★
現代医学的にいうと、脳の視床・視床下部、脳下垂体の潤いが不足している状態と言われています。動きを円滑にする水分(血やリンパ液)が不足する事で身体に熱がこもります。
「腎」は西洋医学でいう腎臓の水分代謝を管理しているだけではありません。
他にも生命エネルギーを貯める場所です。成長・発育・老化・生殖機能に関わります。
呼吸に関与します。「肺」で吸った酸素を体内に取り込む働きがあります。
この「肝」と「腎」の働きの「血」と「水」が不足する事でPMS(月経前症候群)の症状が起きます。
月経前だけでなく、血と水が不足している状態からさらに月経で経血が排出される事により月経中や月経後も胸の張りやシクシクとした痛みが起こります。
さらに胸を押さえつけられたような感覚からの呼吸困難が起こったり、身体のほてり感が起こったり、眠りが浅くなったり夢を多く見るなどの不眠症状が起こったりします。
また、関節や筋肉の水分が不足するので痛みや引きつれが起こります。
他にも体質タイプがあり様々なPMS(月経前症候群)による症状を引き起こしてしまいます。
月経(生理)前だけでなく日常も影響を受けるので様々なお悩みが出ている事でしょう。
東洋医学はPMSだけでなく、そんな日常の様々なお悩みも解決していきます。
4.当院のPMSにおける施術方法
当院は東洋医学観点から施術を行います。先程の肝気鬱結(かんきうっけつ)などの体質の改善を全身のツボを駆使して鍼や灸で刺激をする事でPMS(月経前症候群)の施術を行います。
体質から改善を行いますので症状の緩和では無く、症状が起こりにくい身体に変えていきます。
鍼灸は自分で改善する手助けを行う施術ですので薬のような副作用はありません。
体質の改善を行うので症状が出たら通うのではなく最初は1週間に1回、ある程度体質が改善して来たら2週に1回、最後は1か月に1回という感じで通って下さい。
PMS(月経前症候群)の症状の重さによりますが、だいたい3ヶ月ほどで変化がみられてきます。
体質改善が終了すれば施術は卒業となります。
5.症例(施術と食事アドバイス)
30代 宝塚市女性
(お悩み)PMSによる感情の爆発が抑えられない。日常もすぐイライラしてしまう。婦人科でピルを処方されたが効かず吐き気が辛い。
(施術)肝気鬱結によるものと推測し肝の気を巡らす施術
全身に6~8本程度の鍼施術
(食事アドバイス)気の巡りを滞らせてしまうので、甘いもの(ジュースやスティックコーヒーなど)を止めてもらいました。
また、コンビニ飯を毎日食べていましたので添加物を控えてほしいので自炊などの食事を増やすようにしてもらいました。
それだけでも少し身体が軽くなったそうです。
(結果)最初は滞っていた肝気が巡る事で今まで体内に滞っていた老廃物のデトックスが起こり、ほてり感などが出現するほか月経中の経血量の増加や塊の排出が起こりました。
その時点では感情の変化は起こりませんでした。
デトックス期間が3ヶ月ほど経った頃、一気に身体がスッキリしPMS症状がなくなり感情の爆発も日常のイライラ感も落ち着きました。
さらに日常の偏頭痛もなくなり快適に過ごせるようになりました。
6.まとめ
東洋医学で診るPMS(月経前症候群)はいかがでしたでしょうか。
身体は常に血やリンパ液や気が循環しています。それが何らかの原因によって阻害されてしまうと様々な症状が出てしまします。
鍼灸で体質を改善するとPMSのお悩みだけでなく、日常のお悩みも一緒に改善されます。
当院は女性鍼灸師によるベッド1台のプライベート鍼灸院です。男性にはなかなか話しづらいPMS(月経前症候群)のお悩みもお気軽にご相談ください。
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