2023年10月25日

ホットフラッシュ・ほてりの更年期障害のお悩みに

ホットフラッシュ・ほてりで悩んでいませんか?

気温が下がって過ごしやすくなってきたのに、ホットフラッシュやほてりで急に熱くなって辛いことはないでしょうか。

 

・いきなり汗が滝のように噴き出してきて辛い

・ずっとほてり感がありボーっとする

・予測がつかないほてりで汗が出るので恥ずかしい

・急なホットフラッシュやほてりでストレスMAX

そんな辛い思いをして悩んでいませんか?

 

これは更年期障害の一部の症状です。

この更年期障害からくるホットフラッシュやほてりは鍼灸の自律神経を整える施術で改善の手助けが出来ます。

 

 ★目次★

1.更年期とは?

2.ホットフラッシュやほてりとは?

3.更年期のホルモンバランスが乱れる原因は?

4.自分で出来る簡単な対策

5.鍼灸はなんで有効?

6.患者様の症例(施術と食事アドバイス)

7.まとめ

 

1.更年期とは?

女性特有の生理は年齢を重ねると閉経を迎えます。(閉経とは自然の状態で生理が1年間こなくなった状態。)

その閉経の前後5年間、トータル10年間が更年期と言われます。

閉経の時期は平均して5051歳とありますが、個人差があり早いと40代で閉経する方もいれば遅いと60歳ぐらいまで生理がくる方もいらっしゃいます。

自分の閉経がいつくるか事前に知る方法はありません。しかし、生理の変化などからある程度見当がつくことも多いとされています。

 

更年期になると、エストロゲンを分泌する卵巣の機能が低下し始めます。

その為、徐々に生理の回数が減りやがて完全に止まります。

 

エストロゲンとは

 女性ならではのからだつきに役立ち乳房・子宮・膣の発育を促すだけでなく、髪や肌のうるおいと保ったり丈夫な骨を維持したり、コレステロール値の調整や動脈硬化を防ぐなど様々な働きをしています。

その為、閉経後はエストロゲンの分泌が大幅に減少するので肌の老化や骨粗しょう症、脂質異常症、血栓症などが発症しやすくなってしまします。

 

 

2.ホットフラッシュやほてりとは?

自律神経は無意識に行われる機能の血液循環・呼吸・消化・体温調節・汗の分泌・ホルモン分泌などをコントロールしています。

自律神経が乱れるとこうした無意識で行われるコントロールが上手くいかなくなります。

 

ホットフラッシュやほてりは自律神経の乱れからくるもので、突然の滝のような汗が出る。

のぼせ感など気温が変化していないのに突然起こる。

血管の拡張や収縮のコントロールを失った時に現れるとされています。

 

症状は人によって違います。

・急に熱くなって汗が止まらなくなる

・1日に何回もほてり感が起こる

・足元は冷えているのに上半身、特に首から上が熱い

などのお悩みを患者様から聞きますが共通して

いつくるか予測がつかないからそれが不安とストレスになっている。

ということです。

 

「人前でホットフラッシュやほてりが起こって恥ずかしさや焦りなど嫌な思いをした。」

「ホットフラッシュやほてりだけなら我慢できるが頭痛が一緒に起こると辛く何も出来なくなる。」

「電車の中でホットフラッシュが起こり周りの目が気になり辛くなって降りる駅じゃないのに電車を降りた。」

というような辛い経験をされたとのお声もありました。

 

 

3.更年期のホルモンバランスが乱れる原因は?

女性ホルモンは脳の視床下部といわれるところから卵巣に「女性ホルモン(エストロゲン)を分泌して」と指令が出されることで分泌されます。

 

更年期になると卵巣の働きが衰えてきてしまうため、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減ってしまいます。

ですが脳の視床下部は女性ホルモン(エストロゲン)の不足を補おうとするため指令を多く出してしまいます。

しかし、卵巣は女性ホルモン(エストロゲン)をつくることが出来ないため、脳の視床下部がパニックを起こします。

卵巣に指令を送る脳の視床下部は自律神経もコントロールをしているため、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が乱れると同時に自律神経の乱れも引き起こしてしまいます。

 

自律神経は無意識に行われる体温調節や汗の分泌などに働きかけるため、乱れると自分の意識や体温・気温に関係なく急に暑くなるホットフラッシュやほてりが起きてしまいます。

 

 

4.自分で出来る簡単な対策

更年期障害で悩んでいる方の多くは下腹部が冷えている方が多いです。

それは閉経に向けて卵巣や子宮の働きが軽減し血液の循環も悪くなり、熱を生み出す力も衰えてきているからです。

下腹部が冷えていると体の上半身がのぼせ下半身が冷えるため、身体全体の体温のバランスが乱れてしまい、ホットフラッシュやほてりを助長してしまいます。

 

そこで簡単にできる対策をご紹介します。

・下腹部がしっかり覆われるように腹巻をする。

・日中はカイロを下腹部に貼る。

・寝る前にお湯を入れたペットボトルを下腹部に当てる。

下腹部を温めてあげてください。

それだけでも体温のバランスが整い少しマシになりますよ。

 

それでも冷えが強いと全く温かさを感じません。

その時は温熱効果をしっかり体内に入れる事の出来る「灸」を受けに来てください。

ポカポカと温かく、お灸の香りも合わさって癒し効果も抜群ですよ♪

 

 

5.鍼灸はなんで有効?

当院での鍼灸施術はおひとりおひとりの体質に合わせで経穴(けいけつ)といわれるツボに刺激をします。

経穴(ツボ)に刺激をすると経絡(けいらく)という道筋を通じて脳に刺激が送られます。

 

視床下部にも刺激が与えられるので、パニックを起こし「女性ホルモン(エストロゲン)を分泌して」と信号を送り続けていた指令も落ち着きます。

 

すると視床下部のパニックが収まるので自律神経やホルモンのバランスが整ってきます。

ただ、完全に活動が止まってしまうと死んでしまうので、身体は無意識化である程度のパニックは容認します。

ですのでホットフラッシュやほてりが完全に消えることはありませんが、期間や症状は大幅に短く・軽くなります。

 

鍼灸はその人が本来持っている能力を活性化させ、自分で治す能力を最大限引き上げてバランスを整える施術となります。

そのため、自分で改善をしていくので薬のような副作用はありません。

安心して受けて下さいね。

 

6.患者様の症例(施術と食事アドバイス)

宝塚市 女性

(症状)ほてりが強く辛い 熱によってフラフラする

(原因)閉経前のホルモンの乱れ

(施術)閉経にむけての自律神経とホルモンのバランスを調整 全身に68本程度の鍼施術

    この患者様は熱症状が強くあり、下腹部も冷えていないため灸施術は行っていません。

(食事アドバイス)熱を排出させるためいつもより水を飲むように勧め、水分の多い野菜トマトやキュウリなどを薦めました。

         鍼施術の効果を相まって尿が大量にでて熱と一緒にデトックス効果がありました。

(結果)施術1~3回目は体内に溜まっていた熱が発散されたため施術当日と次の日は微熱と汗が出ました。

   4回目からは施術後の微熱と汗も無くなり、ほてり感も大幅に軽減。

   3ヶ月経つと日中のほてり感も無くなり過ごしやすくなりました。

   現在は経過観察中で月経の変化やほてり感の悪化があれば数か月に1回の施術のみになりました。

 

 

7.まとめ

気温が下がって過ごしやすくなってきたのに、ホットフラッシュやほてりで急に熱くなって辛い。

気温に関係なくいきなり汗を大量にかく。

そんな症状がでたら更年期のサインかもしれません。

 

特に閉経前では気付きにくいですし、いきなりの症状に不安感も出てくると思います。

更年期障害でもう何年もずっと1人で悩んでいる。

そんな方はお気軽にご相談ください。

相談のみは無料になります。

 

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はり・きゅう たかこの鍼